民事再生のメリット・デメリット - 借金総額を100万円まで減額できる | 大阪債務整理サーチ

民事再生の一番のメリットは「借金減額」ができること

民事再生のメリットは、借金の減額ができることがまず挙げられます。利息制限法の上限金利を根拠とし消費者金融業者（債権者）との取引履歴を遡って引き直し計算をおこないます。これにより確定した借金の総額を5分の1、または100万円まで減額できます。

また、民事再生法の特例条項を利用すれば、マイホームを持っている人は、そのローンの返済を続けることが可能になり、持ち家を手放さなくて済みます。この個人版民事再生手続きが認められた背景には、住宅ローンの返済ができず、自己破産者が大幅に増加した社会背景が影響しています。
それと、自己破産の場合には借金の理由が問われますが、民事再生では「ギャンブル」や「浪費」であっても再生手続きをおこなうことができます。

民事再生のデメリット「ブラックリスト」

民事再生のデメリットは、手続きが複雑なため時間を要すると言うことが挙げられますが、これは依頼する弁護士などが時短の解決に動いてくれます。それ以外で債務者が自覚する必要があるのが、まずは「ブラックリスト」に載るということです。さらに官報でも公告されます。債務者にとってブラックリストと聞くと嫌悪感を感じる人も多いと思いますが、新たなローンを組むことを諦めて堅実な金銭感覚を取り戻せば、社会生活においてはそんなに影響は大きくないと思います。

民事再生のメリットとデメリットを理解しましょう

債務者が民事再生（債務整理）を検討する場合、そのデメリットを強く意識する人が多いと思います。しかし、これは今までの負の遺産である借金の“整理”なのです。借金が減額されたり、免除されれば、新たな人生の扉が開くのです。多重債務に陥ったら迷わず法律のプロに相談することです。