任意整理費用の相場 - 弁護士、司法書士の報酬基準 | 大阪債務整理サーチ

任意整理の費用の明確な基準化は難しい

任意整理の手続きを含む債務整理や法的処理は、案件ごとに債権者の数や難易度も違いますので、明確な報酬基準が規定されていません。

かつては、弁護士や司法書士などは報酬基準が定められていたのですが、2004年に弁護士報酬基準は廃止されました。その結果、士業の間でも事務所間において競争原理が働くことになりました。ある意味これによりサービス内容の水準が上がった訳ですが、一方では料金規定が無いのをいいことに消費者や訴訟相手から搾取するような動きも見られることになりました。しっかりと法律事務所の見極めが重要です。

借金減額は債務者にとっての目標

利用者にとって報酬基準が全く分からないのはとても不安なことです。大阪弁護士会においても、これらを解消するために、大阪弁護士会総合法律相談センターの報酬基準というものを設定しています。この基準では、任意整理に着手する際の必要な費用である着手金を、債権者1社あたり2万円から4万円としています。ただ、一方で着手金を取らない弁護士事務所も増加しています。依頼する際には、この部分はしっかり質問してください。

また、任意整理を含む債務整理では、弁護士に対する成功報酬が発生します。成功報酬とは、債務者が依頼した任意整理が終了し、その成功の度合いに応じて報酬額を支払うというものです。例えば任意整理では、利息制限法を基に引き直し計算をおこなった結果、過払い金が発生し、このお金を債権者に請求し実際に過払い金が返還され場合、その20％までを過払い金返還請求の成功報酬として受け取るものです。

債務整理の大きな利点は債務額の圧縮にあります。法律事務所も債務減額が最終ゴールとなります。このゴールが達成されれば依頼者にとっても法律事務所にとっても成果と言えます。前述したように事務所によって成功報酬額は違いますが、これはあくまで成功に対する対価です。債務者にとって経済的リスクはない報酬体系と言えます。

任意整理の費用について

任意整理の報酬相場は事務所によって考え方が違います。そのため法律事務所に依頼する際には、料金体系とその考え方を事前に確認した方が良いでしょう。当サイトで紹介してる専門家は報酬額を明確に設定している事務所ばかりですので安心して相談する事ができます！