【トラブル急増中】債務整理、過払い金請求をおこなう悪徳NPO法人にご注意!
過払い金に多重債務。困ったときには誰に相談する?
過払い金請求や債務整理を代行するという悪質なNPOが実在します。
一時期は見飽きるくらいTVCMが流れていた、過払い金請求の代行をするという法律事務所ですが、近頃は随分減ってきました。
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これは過払い金請求の時効が10年で、そろそろ過払い金問題が収束に向かい、過払い金請求を消費者金融会社に求める人が減ってきたからでしょう。
とはいえこれで借金問題が日本から消えたかといえば、全然そういうわけではありません。
多重債務による借金問題は以前と多発しており、過払い金問題や多重債務に頭を悩ませている人は沢山いるわけです。
では、そんな人たちはどこに相談したらいいのでしょう?
過払い回収率の高い法律事務所がおこなうこと – 安易に示談(和解)しない
借金問題の相談は弁護士?司法書士?それともNPO・・・
借金問題に関して相談を受け付けている窓口は、TVでCMをバンバン流している法律事務所…いわゆる弁護士や司法書士が一般的です。
ただ借金に悩んでいる人というのは、当然お金に困っているわけで、弁護士や司法書士に借金問題の解決を頼むと、その費用は結構高くなるという思い込みがあり、ついついもっと安い解決方法はないかと思ってしまいます。
そんなわけで、なんとなく安く相談できそうな「NPO(非営利法人)」へ走ってしまう人もいるわけです。
NPOだって金儲けをしている。中には悪徳なNPOも実在する
NPOというのは、営利を目的としない団体のことです。
しかし、NPOが金儲けを全くしていないかといえば、そういうわけではありません。
まともなNPOであればちゃんとした事務所をおき、そこで働く職員もいます。
そうした事務所の維持費や職員の人件費を賄うために、最低限の金儲けをしているNPOは決して珍しくはありません。
ただNPOとは名ばかりで、営利を目的で活動している悪徳NPOもあったりするわけです。
借金問題に関するNPOの場合だと、相談に来た債務者に代わって、NPO職員が直接債務整理の手続きをしたり、過払い請求を消費者金融会社にするのが悪徳NPOだと思っていいでしょう。
債務整理や過払い金請求は無資格者がすると犯罪になる
実は、債務整理や過払い金請求の手続きは、基本的に「法律事務」といわれる事務手続きで、司法書士や弁護士でなければやれないことになっています。
これを資格を持たない人がやって報酬を受け取ると、“非弁活動(弁護士でもないのに弁護士活動をすること)”として、弁護士法違反で刑事告訴されてしまうわけです。
まぁ、警察に逮捕されるのは実際に非弁活動を行った者で、依頼した人が罪に問われることはありません。
しかし、もし依頼中に悪徳NPOの非弁活動が発覚した場合、それまで進んでいた債務整理や過払い金請求の手続きは途中で止まってしまいます。
最悪なケースでは、それらのNPO法人がすでに過払い金を請求して、それを着服している事だって考えられます。
多重債務者の過払い金返還請求業務で得た報酬を申告せずに約1億5千万円を脱税したとして、東京国税局が所得税法違反容疑で、特定非営利活動法人(NPO法人)「ライフエイド」(東京都台東区)の小林哲也理事(48)=東京都港区=を東京地検に告発していたことが14日、分かった。
小林理事は弁護士資格がないのに債務整理に携っていた。複数の弁護士が名義を貸すことで協力していたとみられ、弁護士でない者と業務で提携する「非弁提携」として弁護士法に違反する疑いがある。NPO理事を脱税容疑で告発 過払い金返還で、1・5億円 47NEWS(2014年2月14日)
借金問題の解決には弁護士や司法書士に依頼する
そんなわけで、借金問題の解決ははじめからちゃんとした弁護士や司法書士に依頼した方が間違いはありません。
優良な弁護士や司法書士であれば、初回相談を無料でしている事務所が沢山あります。
但し、借金問題を専門に扱っている事務所がお勧めです。日常的に、たくさんの債務整理業務をおこなっていますので、手際よく解決に導いてくれます。
もし身近に信頼できる弁護士や司法書士が見つからないという場合は法テラスなどを利用すれば無料で相談に乗ってくれます。お近くの優良な専門家を紹介してくれるでしょう。