【ブラックリストの話し】消費者金融、クレジット信販、携帯電話にもブラック情報はある

black list

ブラックリストとは実在するのか?

借金が多すぎたり、返済が滞っていたりして、お金を貸すリスクが高い人の個人情報が一般的に「ブラックリスト」と呼ばれています。

しかしそうした名前のついたリストは実在しません。


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確かに不良顧客になり得る人物の情報が実在するのも事実です。それを指して「ブラックリスト」と言ってもいいのですが、そうなるとブラックリストは複数存在し、業界によって扱いが変わっていたりします。

ブラックリストといえば信用情報のこと

ブラックリストというのは広義の意味では、ビデオレンタル店辺りで延滞を繰り返す不良顧客とか、ネットでメールをフィルタリングする際にメールのやり取りをしたくないイヤな人など、日常的にも色んな意味で使われています。

しかし、一般的にはキャッシングやローンなどで支払いが滞るなどの事故を起こした人の情報を集めた信用情報のリストです。

こうした信用情報は

  • 全国銀行個人信用情報センター(銀行系)
  • CIC(信販系)
  • 日本信用情報機構(消費者金融系)

の3つの組織が扱っています。これらの組織は別々に信用情報を管理していますが相互に情報を共有しています。

携帯会社にも信用情報はある

また携帯電話業界にもブラックリストは実在し、ここも会社間の情報が共有されていますので、a社で不払いなどの事故を起こした場合、新たなにs社とかd社に新規契約を申し込んでも、他社の残金を支払うまで新規契約を断られたりします。

しかし他社での不払いが発覚するのは携帯電話電話代に限った話です。異業種の料金支払い情報までは共有していないようです。

ただし「本体0円」のような契約の場合は、踏み倒すとローン契約の支払事故ですので、信販系の情報にブラックリストにも名前が残ってしまいます。

ブラックリストに載ってしまった情報は消せるのか?

Blacklisted by BNM.Blacklisted by BNM. / syed_ikhwan

ブラックリストに一度でも名前が載ってしまった場合、それを消すにはリストに載った負債を整理する必要があります。

そして支払が完済してから一定期間、再び支払事故を起こさなければリストから抹消される事になっていますが、その期間は組織によって変わってくるわけです。

だいたい5年から7年だと言われていますが、負債を清算した理由が自己破産による免責だった場合、10年リストに載ったまま抹消されないといったケースもあります。

ブラックリストのまとめ

ブラックリストから名前が抹消されるのは、あくまで支払いの清算が終わってからの話です。借金を返さないで放置しておいた場合、ブラックリストからその名前は永久に削除されません。

ですから、「ブラックリストから名前を消してあげましょうか?」などといって近づいてくる人がいたら、まず間違いなく詐欺師です。実際にそのようなセールストークを使った業者が過去にいました。

信用情報系のブラックリストは正当な理由がない限り、弁護士を立てて要求しても抹消する事はできません。

もし自分の名前がブラックリストに載ってしまったら、速やかに借金を払い、リストから名前が消えるまで待つしか方法はないのです。

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