ニコスへ過払い請求をおこなう方法 | 大阪債務整理サーチ

ニコスは以前までは「日本信販」という社名で大手信販会社として有名企業でした。
2005年に三菱東京UFJグループ傘下に加わり、現在では三菱UFJニコス株式会社となりました。三菱UFJニコスは、ニコスカード、UFJカード、DCカードを吸収してできた会社です。
これらのカードでキャッシング利用した人も多く、平成19年まで法定利息を超えて貸し付けをおこなっていましたので、ニコス利用者で過払い金が発生している人は少なくありません。19年以降は年利18％での貸し付けに切り替えていますので、以降に融資を受けた人には過払い金は発生していません。
ニコスは前述の通り、三菱UFJグループですので財務基盤は安定しています。

現時点でのニコスからの過払い回収率はほぼ100%となっています。

ニコスの過払い対応の現状

ニコスからは確実に過払い返還を受けることができますが、その交渉においては他の消費者金融と同様に、過払い請求をおこなうと示談交渉を提案してきます。しかし、これに了承せずに訴訟を起こすなら、ほぼ100%回収できると思われます。
その手続きにおいても、消費者金融と違い比較的スムーズに和解交渉まで行くケースがほとんどです。

ニコスへの過払い請求手続き

法律事務所を代理人として過払い請求をおこなう場合、まず法律事務所はニコス宛てに受任通知書というものを送ります。「債務者が弁護士に債務整理を依頼した」とニコス側に伝えるものです。これは全ての債権者に一斉におこないますので借金の催促がストップします。その後にニコスに取引履歴の開示請求をおこないます。そして、取引履歴をもとに引き直し計算をおこないニコス側に過払い金請求の金額を提示することになります。
大体においてニコス側も示談提案をおこなってきますが、これに応じない場合には訴訟をおこないます。交渉次第では訴訟まで行かずに全額回収することも可能です。やはり、交渉事は弁護士、司法書士に依頼するのが確実な方法です。

ニコスへの過払い請求の注意点

ニコスカード

過払い返還請求をおこなうことで、ニコスカードの利用はストップされます。また、ニコスカードでのショッピング利用がある場合、その残額と過払い金が相殺されます。このショッピング枠は、法廷内貸付に値するため過払い金の発生はありません。
ニコスに対し、取引履歴の開示をおこなった場合、平成7年前後の期間から開示してくることがあります。これ以前に取引があったとしてもニコス側はデータは抹消してしまったと主張してきます。お手持ちに融資履歴が無ければ回収は難しくなるかもしれません。

三菱東京UFJカードローン

ニコスに過払い請求をおこなうことで、三菱東京UFJグループの金融機関のカードローンの融資が止まることがありますので注意が必要です。ただし、これは貸付のみに適応されるものですので返済には影響はありません。返済の場合には一括請求されることはありませんので心配の必要はありません。